お百姓 磯貝さん

「どうも、井河の静恵さんの息子の嫁です。」
と言うと「よ~来たねぇ」とニコニコしながら迎えてくれた磯貝さん。
日に焼けた肌がつるつるピチピチ、
いかにも田舎の元気な働き者のバアちゃんという感じです。

磯貝さん夫婦は言わずと知れた有名人。
天皇・宮中の新嘗祭に粟を献上。(←つるぎ町一番の大役です)
参照リンク:http://www.awainbe.jp/tsuushin/katsudo/hokoku/h020/
それから日本テレビ「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」に出演。

 

◆百姓百品。何でも自分でつくる、昔ながらのお百姓さん。
磯貝さん夫婦は、昔ながらの少量多品目農家です。
つるぎ町は山間部なので田んぼが少なく、代わりに雑穀が有名です。
(阿波の”あわ”は”粟”が語源なんだとか。)
つるぎ町で農家といえばみんな少量多品目なのですが
多品目な分、年間を通じてやることがてんこ盛り。
冬の間は干し大根や干し芋などの干し物、味噌やきなこ飴などの加工品づくり。
春が近づくとごうしゅいもを植え、野菜類の種まきや苗作り、植え付け。
夏が近づくとたかきび、あわ、こきびをまき、お茶摘みも。
やがて小豆、大豆、そばを作り、秋には裸麦、干し柿作り。
合間にカヤを刈ってコエグロを作り畑に敷く―。

参照リンク:https://giahs-tokushima.jp/uncategorized/isogai

今日はというと朝から餅をこさえて、
野菜の下ごしらえをして、手作りのらっきょうと梅干も持って
昼から、ここ「剣山木綿麻温泉」でそれらを売っていると。
すごい働くなぁ~…

 

◆農家民宿「そらの宿 磯貝」で手作りこんにゃく

磯貝さん夫妻はさらにご自宅で農家民宿も経営しています。
そこで宿泊者に農業体験やこんにゃくづくりを教えています。
「家はあの山の上」と指さす地域は三木枋という集落で、標高約400m。
つるぎ町の中でも山の上のほう。こんにゃくに欠かせない水が綺麗なところです。

 

手作りこんにゃく、私も何度も食べましたよ。
こんにゃくの概念が変わる、とにかく全然違う美味さです。
磯貝さん曰く「うちで作ったそばの、そば殻の灰汁を(凝固剤として)使っとる」のがポイント。
※普通のこんにゃくは凝固剤として水酸化カルシウムを使います。
土地の水を活かし、こんにゃく芋も凝固剤も ぜ~んぶ自然素材で手作り。ってことですね。すごい。

 

「この草餅、手作り?いただきまーす」
「そうや。」
「あ、なにこれ!栗がごろごろの餡!おいし。」
「そうや。この栗の餡はファンが多いから頑張って作っとる。」
「草餅つくるの大変ですよね?」
「かんたんや。」
「栗を剥くのも大変ですよね?」
「慣れればかんたんや。」

いつまでも笑ってる磯貝さん。
みんなが喜んでくれるから嬉しいって。
いやぁ、そりゃ、これだけ何から何まで手作りだと
美味しいに決まってますよ。本当にすごい。